裏技的に64歳11ヶ月で辞めたたら雇用保険がいくら貰えるのか?、先にわかっていれば先に準備しておけますよね。
今回は前に紹介させていただいた「ハローワーク情報サイト~ハロワのいろは~」さんのサイトで60歳以上65歳未満の人が退職したときの金額を出してみましょう。
つぎの条件を立ててみました。
・年齢 :60歳以上65歳未満
・勤続年数 :20年以上
・6ヶ月給与:180万円(30万円×6ヵ月)
・ボーナス2ヵ月/2回
→額面年収480万円
色々ご意見はありそうですが、ちょっとしたシニア社員な感じにはなっているかと思います(^^;
これで試算すると…
基本手当日額:5,096円
給付日数 :240日(8ヵ月、会社都合退職)
給付総額 :1,223,040円=152,880円/1ヵ月
やっぱり満額はもらえないんですね(^^;
これが手取りで15万円なら問題ないのですけれど、額面でこの金額ですと月々の必要経費を引くとかなり苦しい金額になると思います。
参考:サラリーマンは気楽な家業だったと思い知る日々(^^; 退職前のサラリーマンは読んで!
https://mackee.jp/2025/05/post-2007/
※定年退職後の諸経費を計算した当ブログの記事
しかも雇用保険は、アルバイトなど収入や年金を得てしまうと受給の資格がなくなってしまいますので、特に家族がいて稼ぎ手が自分だけの場合は8ヵ月間この金額で過ごすのは難しいと思います。
この8ヶ月間に年金を繰り下げれば、年金は 0.7%×8ヵ月=5.6% の割増しになりますが、そこにたどり着くまでの収入金額を考えると、雇用保険を貰うようが良いとは一概には言えないと感じました。
退職シニアが雇用保険を満額貰うためには、退職金や早期退職金のような一時金集住がある、事前に8ヶ月分の差額を蓄えておく、といった事前準備が必要だと痛感しています。
注意)あくまで試算ベースですので、読者ご自身の正確な金額はハローワークで確認することをお勧めします。
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