お金 生活 確定申告

初めての確定申告は医療費控除から、簡単手続きで節税を!

節税、お得というワードに、につい目を奪われませんか?
年金生活になり、こうしたワードがなおさら気になってしまうMackeeです(笑)

今回は前回ブログの続きです。
【備えあれば憂いなし】会社員こそ60歳前から確定申告に慣れておくべき理由

今日のテーマは、シニア予備軍、そしてシニア世代の50代、60代以上の、特に会社員&元会社員の皆さんにぜひ知っていただきたい確定申告と節税のお話です。

若い頃はあまりお世話にならなかった病院も、年齢を重ねるにつれて通う機会が増えてくるものですよね。

医療費が増えたら「医療費控除」で賢く節税!
もし、年間の医療費が10万円を超えたら*、確定申告をすることで「医療費控除」という制度を利用して税金が還ってくる可能性があります。これは、私たちシニア世代にとって、一番手軽にできる節税方法と言えるかもしれません。
*年収200万円以上の場合

医療費控除ってどんな仕組み?
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計額が一定額を超える場合に、その超えた金額を所得から差し引くことができる制度です。所得が減ることで、結果的に支払う税金が少なくなる、というわけです。

ただし、医療費控除の対象となる医療費には条件があります。


・医師や歯科医師による診療費、治療費
・治療に必要な医薬品の購入費
・入院費用
・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師による施術費(治療目的のもの)
・歯科矯正費用(発育段階にある子供の歯並び矯正など)
・介護保険サービスの自己負担額の一部

など、
様々なものが対象になります。

ポイントは、「治療」を目的とした費用であることです。健康診断や美容目的の医療費などは対象外となる場合がありますので注意が必要です。

医療費控除をスムーズに行うための準備
医療費控除を受けるためには、事前にいくつかの準備が必要です。

1.医療機関の領収書を全て保管する
病院やクリニックを受診した際にもらう領収書は、大切に保管しておきましょう。紛失してしまうと、控除の対象として認められない可能性があります。
2.ドラッグストアなどで購入した薬のレシートも保管する
風邪薬や痛み止めなど、治療目的で購入した市販薬のレシートも保管しておきましょう。
3.家族分の医療費を個人別、医療機関別に集計する
生計を同一にする配偶者や親族の医療費も合算して控除の対象とすることができます。誰が、いつ、どこの医療機関で、いくら支払ったのかを整理しておくと、確定申告の際にスムーズです。

医療費の集計方法、医療費控除できない費用については、当ブログのこちらの記事も参考にしてみてください。

【確定申告】医療費控除のために医療費をまとめよう!(エクセルシートあり)(医療費控除 1)
【確定申告】医療費、こんな感じでまとめています(医療費控除 2)
【確定申告】医療費控除できるもの、できないもの。気をつけて申告!(医療費控除 3)

手間を惜しまず「お得」をゲット!
医療費の領収書を集めて計算するのは、少し面倒に感じるかもしれません。しかし、1~2時間程度の作業で、支払った税金が戻ってくる可能性があると考えれば、これは時給の良いアルバイトのようなもの、こんなお得な機会を見逃す手はありませんよ!

もし、年間の医療費の合計額が10万円を超えなかったとしても、集計してみれば医療費控除の流れや仕組みを理解できますので、決して損にはなりません。今後の節税対策にも繋がります。

まずは、引き出しや薬箱に眠っている医療機関の領収書や薬のレシートをまとめてみることから始めてみましょう!

# Mackee 個人が自身の体験を元に書いています。詳しくは税務署が提供する情報をご参照下さい。

-お金, 生活, 確定申告
-, , , ,