最近の車の優秀性について、地方の車社会でソーシャルワーカーとして働く従姉妹と話す機会がありました。すると彼女から、現場のシニアたちはすでに、驚くほどカーエレクトロニクス技術を「活用」しているという話を聞かされました。
それは、ある認知症を抱えるシニアの方のお話です。
その方は今も現役で車を運転して出かけるそうなのですが、従姉妹が「歩いている時でも道がわからなくなることがあるのに、運転して大丈夫なの?」と尋ねたそうです。するとその方は、事もなげに笑ってこう答えました。
「迷ったらナビの『自宅』ボタンを押せば家まで案内してくれるから、平気だよ」
これを聞いたとき、私もびっくり。確かにナビの機能としては正しい使い方なのですが、手放しで「最新IT技術は素晴らしい」と言っていいものか、非常に悩ましいところです。
技術の進化がシニアの生活を支える一方で、新たなリスクも生み出してしまう。私が享受している新車の技術も諸刃の刃になるのかもしれない。そう思うと、なんとも複雑な気持ちになりました(^^;