川奈からの帰り道、今回は箱根を抜けるルートを選びました。十国峠から芦ノ湖を経て、大涌谷へと向かいます。途中で通る国道1号線は箱根駅伝のコースです。ここを実際に車で走ってみると、これほどの急坂をよく人間が駆け上がれるものだと改めて感心させられます。
国道1号からそれて大涌谷へ。平日だったせいか、心配していたような大渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに駐車場へ入ることができました。しかし、車を降りてレストハウスの周りを見渡すと、そこは海外からの旅行者で溢れかえっています。聞こえてくる言語も含め、むしろ日本人の方が少ないのではないかと思えるほどです。大涌谷の国際的な人気ぶりを肌で実感しました。
周囲を観察していると、大半の旅行者はレストハウスの周辺を少し散策して満足している様子です。「どうせなら、あの煙がグツグツと沸き立つ谷あいまで登って景色を眺めればいいのに」などと思ってしまいます。
もっとも、そう口にしつつも、当の私たち夫婦も名物の黒卵を買い求めただけで、そのまま車へと引き返してしまいました。混雑している場所を避けたい気持ちもあり、また少し足腰に無理をさせたくないお年頃でもあるからです。他人の観光の仕方に気にしつつ、自分たちも大差のないライトな観光で済ましてしまった、そんな箱根路のひとコマです。