エッセイ ニュースより

【エッセイ】1ドル164円のニュースで思い出した、40年前の「160円の壁」との戦い

p>7月下旬、1ドルが164円台をつけたというニュースを見ました。
約40年ぶりの円安水準とのことです。

画面を見ながら、ふと40年前の出来事を思い出しました。

当時、私は輸出商品の開発を担当していました。
1985年のプラザ合意以降、猛烈な円高が押し寄せてきて、現場は連日頭を抱えていた時期です。

「1ドル180円」の時代に、チームで立てた目標は「1ドル160円になっても利益が出る商品を開発する」というものでした。
試行錯誤を重ね、2ヵ月程度でコストダウン目標を達成!

「よし、これで勝負できる――」

そう意気込んで市場に投入する直前、為替はさらに跳ね上がり、あっけなく150円台に突入したのです。
せっかくの努力も、相場のスピードには勝てませんでした(涙)。

今でこそ「あの頃は大変だったなぁ」と笑って話せますが、当時は本当に胃が痛む思いでしたね。

円安に振れても、円高に振れても、現場で振り回される人の苦労は変わりません。
いま渦中で戦っている輸出入関係の皆さんにも、いつかこの苦労が笑い話になる日が来ることを祈りつつ、なんとか乗り切ってほしいですね。

過去に壁を乗り越えてきた先輩エンジニアの一人として、皆さんを応援しています!

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