皆さん、こんにちは。Mackee(マッキー)です。
このブログでは文章の校正やアイキャッチ画像の作成などに日常的にAIを活用しています。工夫次第で便利に使いこなせるAIこそ、本来はシニア世代にこそ役立つ強力なツールになると私は考えています。
「シニアのためのAI利用」について本格的に考える…その前に。まずはリサーチとして、最近図書館から「シニア向けのスマホ・AI解説本」を何冊か借りてきて読み漁っていました。ところが、ある程度読み進めたところで、ひとつの疑問が湧いてきたのです。
どの本も、申し合わせたように「シニアはスマホなどITが苦手」という前提で書かれています。
アラ古希(70歳前後)である私個人の例で恐縮ですが、インターネットを使い始めて30年超。IT機器の操作はすっかり日常生活の一コマになっています。身近な友人や知人にもエンジニア出身などITに強い人が多いため、「本当にシニアの大半はスマホが苦手なのだろうか?」と実感として掴めずにいました。
そこで、AI利用を考える前段階として、客観的なデータを知るべく生成AIのGeminiを使ってリサーチしてみることにしました。
Geminiに聞いてみた:60〜80代の「スマホ苦手意識」の割合
まずは現状を把握するため、Geminiに次のようなプロンプトを出して統計データを出力させてみました。
【実行したプロンプト】
あなたはITリサーチャーのエキスパートです。60歳から80歳までのシニアでスマホが苦手だと思う人の割合を挙げてください。数字は5歳刻みで%で出してください。その際の参考にした元資料のリストも提示をお願いします。
返ってきた回答(NTTドコモ モバイル社会研究所等のデータをベースにした集計)は、実に興味深いものでした。
■ 世代別:スマホが苦手と感じる割合
- 60〜64歳:約35%
- 65〜69歳:約45%(60代平均:約40%)
- 70〜74歳:約55%
- 75〜79歳:約65%(70代平均:約60%)
- 80歳以上:約70%
■ 分析・データから見える傾向
シニア層のスマホ所有率自体は60代で95%、70代で86%と非常に高い水準にあります。その一方で、「LINEや電話以外の操作は苦手」「使いこなせていない」という意識のギャップが顕著にあらわれています。
特に70代以降は、3G回線の停波などに伴って「必要に迫られて導入した」というケースが増えるため、5歳ごとに苦手意識が約10ポイントずつ上昇する傾向が見られます。
70歳が「使える世代」と「苦手世代」の分岐点?
データを大まかに捉えると、現在の年齢構成では「70歳」がスマホを使える世代と苦手な世代の大きな分かれ目になっていることが分かります。
初代iPhoneが登場したのが2007年(約20年前)です。現在の70代の方々がiPhoneの登場を迎えたのは50代の頃。「そんな高度な携帯電話なんて必要ないだろう」と見送りがちだった年代層とも重なります。
世代的な背景を考えると、このデータには非常に納得がいくものがありました。
しかし、ここでさらに気になる点が出てきます。比較的ITに馴染みがありそうな60代であっても、実に4割近くの人たちが「苦手だ」と感じている事実です。
単に年齢や所有率の問題だけではないとすれば、一体どのような人たちが、どのような理由で「苦手だ」と感じてしまっているのでしょうか?
次回は、この「苦手意識を感じる本当の理由」について、Geminiとともにさらに深掘りしてみたいと思います!
■ 参考・出典資料リスト
今回のリサーチにあたり、主に以下の公的機関・専門研究所の公開データをベースに精査を行いました。
- NTTドコモ モバイル社会研究所
「70代約6割、80代は約7割がスマホ使いこなせていないと実感」
「シニアのスマートフォン所有率と意識の経年推移」 - 総務省
「情報通信白書(高齢者のデジタル活用支援・デジタルデバイス利用に伴う不安と課題)」 - 内閣府
「高齢者の日常生活・デジタルデバイドに関する調査報告書」
今日の気づき:
自分の「当たり前」と世間の「平均値」には大きなギャップがあることを、生成AIのリサーチを通して痛感しました。感覚だけに頼らず、一次データにあたる重要性を実感した探求の一歩でした(^-^)b