入院 日記

11. 手術後七日目-2 事件勃発!?、血栓の可能性が…【入院&手術日記】

bryan-g-chan

血栓値が高く安静を言い渡される
朝食後の一休み中に主治医のM先生が急ぎ気味でやってきた。

血液検査の結果、血栓値が高いとのこと。そのため今日のリハビリも中止。心拍が上がる活動ができないということらしい。朝イチで自主トレしちゃったよ(あせ)。

先生の説明では脊椎手術での血栓トラブルは0.数%なので、大きな心配をすることはないそうだ。超音波検査が済むまで安静に過ごすようにとの指示された。手術後に血栓ができる場所は足、足の血管を超音波エコーで確認して血栓の有り無しを確かめることになる。

“安静にする”とは?
それにしても。安静ってよく聞く言葉だけど一体どうしていればいいのだろう?と思いググってみた。要は寝ていろ、ということらしい。指導に従ってベッドをフラットに戻して横になった。

10時半をすぎたところで、担当の看護師さんが血圧と体温の確認にやってきた。エコー検査は急遽の検査のため何時になるかは分からないけれど、デイタイム中には呼ばれるだろうとのこと。検査結果が出るまでは安静のまま、そのため歩行器から車椅子生活に逆戻りだ。

11時半には心電計が付けられる。寝ているだけとはいえ、行動制限されて気分的にも大変だ(あせ)。自力で車椅子でトイレに行く。動きの悪いイマイチな車椅子で、そこら中に心電図計のケーブルが引っかかりストレスフル、歩いた方がよほど心拍数が少なくてすみそう(笑)

エコー検査室へ寝たまま向かう
昼食を終え、しばらくしたところでエコー検査に行くと声がかかった。車椅子で移動、、、と思ったらストレッチャーで寝たままの移動となる。けっこう大ごとなんだなあ、と実感する。移動は横向きなので楽なのだが、エコー検査室では上向きに寝かせられる。検査用ベッドが硬くて上向きで寝ると手術痕がとても痛い、ほとんど修行のレベルだ(笑)。

修行のような検査が終わったあとはストレッチャーベッドに横になって乗ったまま、一般待合室の片隅で15分程の放置プレイ(^^;。待合室にいる3、4歳の子ども達が不思議そうに、何か言いたそうにこちらを見てくるので、とりあえず手を振ってみる(笑)。

再びストレッチャーベッドで横になったまま病室に戻る。トイレに行きたいけれど車椅子が片付けられていたのでナースコールでトイレ移動介助をお願いする。しばらくすると担当看護師さんが歩行器を押してやってきた。エコー検査の結果は問題なし!、これでシャワーも自主トレもOKになった(やったー)

血栓の疑い=動いちゃダメ!
担当看護師のTさん、翌日に会った理学療法士のKさんの話で、あとから分かったこと。血栓の疑いが出たときは、自力でのすべての行動は厳禁、ひたすら横になっていなければならない。それは心拍数を可能な限り下げておくためだ。

・血栓は命に危険が及ぶ
担当医も看護師さんも、もし血栓があったら命に危険が及ぶ、 と誰にでも分かる言葉で説明してほしかった。

・寝たままで動くな、トイレも要介助
トイレも自力はだめ、車椅子で看護師さんに連れて行ってもらわなければならなかった。

・もし血栓があったら心臓や脳にトラブルが起きてしまうかも!
血栓が心臓にいけば心不全や心筋梗塞、脳に行けば脳血栓になってしまう。そのため、なるべく血流を穏やかにしておかなければならない。

 

理学療法士のKさんは10年ほどの経験のある方だ。そんなKさんは、実際に血栓で危険な状態になった患者さんは5例ほど経験した、と言っていた。できた血栓が体内を回ると深刻で、心臓や脳に回ってしまったら心不全や脳血栓が起きてしまう。どちらが起きるかは確率は半々くらいとのこと。Kさんの担当患者人数はざっと推定すると約2千人。そのうちの5人なので確かに確率は少ない。しかし、自分がその1人になる可能性が間違いなくあるということだ。血栓の疑いがあると言われたら、可能な限り動かないようにしなければならないことを思い出してほしい。

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