次の検診は12月。それまでの約半年間は、ひたすらトレーニングに明け暮れる日々となった。大先生から課せられた「処方箋」を懸命にこなそうと頑張った。
しかし、時期は梅雨から猛暑の夏へ。
朝のウォーキングだけで汗だくになり、体力の消耗も激しい。
大先生にOKをもらったあとなので、正直気力が続かず、だんだんと手抜きをしてしまうこともあった。それでも、早朝のノルディックウォーキングと1日2回の筋トレはなんとか続けることができたので、そこそこ頑張ったと思う。
仕事をしながらのトレーニング、
それは大変と思われるかもしれない。しかし、出社日の方が空調の効いた社内でウォーキングも筋トレもできるから、むしろ快適だったのは皮肉なものだ(笑)。自宅でのトレーニングは、筋トレはエアコンを掛けた自室でできたけれどウォーキングは猛暑の野外になるため厳しいものがあったので、つい早朝のみになりがちになった。
ノルディックウォーキングの隠れた効用にも注目したい。
ノルディックウォーキングは、トレッキングポールを持ってハイキングや登山をするようなイメージが強いかもしれない。一般的に、ポールを使うことで体重の20~30%を腕、つまりポールが負担してくれると言われている。
街なかでのウォーキングでも、その効果は実感できた。足腰への負担が減るだけでなく、途中のショーウィンドウに映る自分の姿に驚いた。以前は前かがみだった姿勢が、ある程度矯正されているのがはっきりと分かったからだ。そして、ウォーキング後の足の痺れも、以前より明らかに軽減されていることに気づいた。
腰の悪い方が足腰を鍛えるのなら、私としてはノルディックウォーキングをお勧めしたい。
こうした目に見える改善があったことが、日々のトレーニングを続けるモチベーションにも繋がったのは間違いない。
11月末の退職まで仕事と並行して、ひたすら腰のためのトレーニングを続けた。
この時期に過去行っていたランニングで培った体力や、このときに行った筋力アップ、いわば「貯筋」が、数ヶ月後の自分を助けることになる。
当時はまだ知る由もなかったが、このひたむきな努力が、手術後の回復ペースに大きな影響を与えることになったのだ。