脊柱矯正手術に向けた入院準備。今回は、ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症などで入院を控えている方が、術後の不自由な生活を乗り切るための「衣のグッズ」について、私の体験談をもとに詳しくお話ししていく。
脊椎固定術を受けると、術後は体が曲がらない。特に手術直後は、ベッドや車椅子での生活が中心となるため、普通の生活では違った工夫が必要になってくる。
私はこの長期入院と、身体が不自由な状態を想定し、持っていくものを一つひとつ考えながら選び始めた。これは単なる荷造りではない。入院生活という非日常を、いかに快適に、そしてストレスなく過ごすかを楽しみながら考えよう。
レンタルパジャマは「安心の制服」
私は院内着(パジャマ)とタオル類はレンタルすることをお勧めする。長期入院の場合は特に。
また、レンタルパジャマは病院の「制服」のような役割も果たす。検査やリハビリなどで病棟を離れても、スタッフの皆さんがあなたを「入院患者」としてすぐに認識してくれるため、何かと安心なのだ。
下着も不自由になることを前提で選ぶ
手術後の不自由な体にとって、下着の選択は入院生活の快適さに直結する。
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- パンツ類は多めに:
動けない時間が長くなるため、汚してしまうリスクが高まる。いつもの下着は予備を含めて多めに持っていくのが賢明だ。
- パンツ類は多めに:
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- 使い切りパンツ(使い捨て下着)の活用:
いつも使っている下着とは別に、使い切り(使い捨て)の下着を用意しておくと非常に便利だ。特に術後、自分で下着を交換することが困難な時期には重宝する。ダイソーなどのトラベル用使い捨てブリーフも手軽で役立つアイテムだった。ネット通販でもトラベル用下着は手に入るので、探してみるといいだろう。
- 使い切りパンツ(使い捨て下着)の活用:
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- パンツ型紙おむつ:
さらに、動けない時間が長いと予想されるなら、パンツ型おむつを数枚持っていくと安心だ。夜間など、看護師さんを呼ぶのをためらう場面でも、精神的な余裕につながる。私も今回の寝たきりの間は、念のためにパンツ型おむつにしていた。
- パンツ型紙おむつ:
- 手術直後の下着は?:
過去の手術ではT字帯が指定されていたが、今回はテープ止め紙おむつの指定へと変わっていた。やはり体を動かせない時期には、看護師さんが処理しやすい紙おむつが最適なのだろう。これは手術回数分必要なので、あらかじめ買っておこう。必要な枚数は1、2枚と少量。もし病院に売店があるときはそこで買えるはずなので事前に買えるかどうか確認しておくと安心だ。
履物は2種類持ちで不自由さをカバー
脊柱固定術や脊柱管狭窄症手術後のリハビリや移動には、履物にも工夫が必要だ。確かにかさばるけれど、入院期間を考えるとサンダルとスニーカーの両方を持っていくのが得策だ。
- サンダル(クロックス系):
足が動かしにくい状態で車椅子に乗る際、サンダルであれば看護師さんが簡単に履かせやすい。脱ぎ履きの楽さが重要だ。トイレに行くとき、歯磨きをしにいくとき、レントゲンを撮りにいくときなど、ちょっとした移動のときに大変重宝する。
- スニーカー:
リハビリは基本的にスニーカーで行うため、これは必需品だ。入退院時の履物をスニーカーにすれば荷物にはならない。
スニーカーはスケッチャーズのスリップインなどの踏み込んで簡単に履けるスニーカーがお勧めだ。脊柱固定術を受けると、体幹が曲がらないため靴下を履くことすら難しくなる。体重を乗せるだけで履けるスリップインは、手術直後の着脱を大いに助けてくれる。特に脱ぐときには、看護師さんや理学療法士さんにサポートしてもらいやすく、精神的な安心感にも繋がった。
ワークマンなどでも同様のスリップイン系スニーカーが出ているようなので、入院前にいろいろなブランドのスリップインタイプをチェックしておくと良いだろう。
マストバイ!長ーい靴ベラの驚くべき用途
これは本来「住」グッズかもしれないが、脊柱矯正手術を受けた方にとっての重要性が非常に高いため、あえてここで紹介する。それが長い靴ベラだ。写真の靴ベラは、百均で買ってきてもらったもの。
脊柱固定術を受けると背中が曲がらなくなるため、床に手が届かなくなる。特に手術直後は、自分の足にすら手が届かないという状況になる。その際、この長い靴ベラがあれば、ベッド横でサンダルやスニーカーを、手元に引っ張ったり、揃えたりするのに非常に重宝するのだ。
車椅子での生活やリハビリが始まる方たち全般に、心からお勧めしたい隠れた便利グッズだった。
次回は、長期入院中の食事を快適にする「食のグッズ」についてお話しする。