脊柱管狭窄症やヘルニア、すべり症など腰の病気で長期入院を控えている皆さん、脊椎固定術後の生活は、体が曲がらないため、自宅とは勝手が全く違ってくる。前回、「衣のグッズ」を紹介したが、今回は入院ライフを少しでも快適で安全にする「住のグッズ:生活編」を紹介しよう。
脊柱矯正手術後の私たちは、ベッドや車椅子が行動の基本となるため、体の不自由さを補ってくれるアイテム選びが、**QOL(生活の質)**を大きく左右するのだということを実感した。
移動や持ち物管理に役立つバッグ類
脊椎手術後の入院生活では、車椅子や歩行器、杖での移動が基本となるため、両手が自由に使えることが安全性の確保と利便性に直結する。
- ボディバッグ(ショルダーバッグ)
整形外科や外科に入院する際の必須グッズである。移動時に財布やスマホなどを片手で持つのは困難で危険だ。ボディバッグに入れて斜め掛けすれば、両手が空き、転倒リスクも減らせる。メリットは、買い出しなどの移動時に、買ったものが小さければそのままバッグに入れられエコバッグが不要になるところ。さらに、部屋でも財布などの貴重品をバッグに入れ、そのまま鍵付き引き出しにしまっておけば、横になったままでも貴重品が簡単に取り出せ、貴重品管理が簡単になる。
写真のようなユニクロのラウンドミニショルダーバッグなど、退院後も使えるデザインのものを選ぶのも楽しいと思う。
(参考:Amazonリンク:ラウンドショルダー)
- ミニトート
ベッドサイドにブラ下げて使う小物入れとして非常に便利である。ふりかけ、スマホ、充電ケーブルなど、毎日使うこまごまとしたものを入れておくと、寝たままの姿勢からでも手が届きやすい。もちろん、車椅子に提げて院内の買い出しに行くのにも重宝した。上の写真のミニトートはカルディのコーヒー福袋のバッグ。これに限らずネットを見でば色々あるので探してみよう。
(参考:Amazonリンク:ミニトート)
ベッド周りの整理整頓と安全グッズ
体が曲がらない状況で長期入院を乗り切るには、ベッドの周りをいかに機能的に、そして安全に整理するかが鍵になる。
- S字フック
ベッド回りを劇的に整理してくれる快適グッズの王様である。百均で手に入るが、その活躍ぶりは目覚ましいものであった。箇条書きにすると…- 先のミニトートに色々なものを入れてベッドの手すりにぶら下げる。
- 小さなレジ袋を提げて、手元用のゴミ袋にする。
- 電源延長コードをベッドサイドに這わせる際に固定する。
おかげで枕元にモノを散乱させずに済み、安全にも寄与してくれた。私の場合、術後のドレンパック(手術後の傷口から出る体液を溜めるプラバッグ)をベッドサイドに下げるのにも活用した。
- 小さいレジ袋、ジップロック
これらは、ゴミ箱代わり、使った下着の一時保管、お菓子の保管など清潔と整理のために何枚かは用意しておきたいアイテムだ。
意外と必要になる文房具
入院生活では、書類を書いたり、印鑑を押したり、持ち物に名前を書いたりなど、文房具の出番が意外とあるものだ。
- クリアファイル
書類保管用品は必須だ。印鑑以外の文房具は看護師などに借りられる場合もあるが、書類や領収証は驚くほど多く受け取るため、書類保管用品は自分で持っておくべきだ。 - 筆記具
先生との大事な話や転院の日程など、メモしておくべきこともあるので、持っていた方が安心だ。- ペン類
書きやすいものが良いが、書類への署名を考えて黒のボールペンは1本用意したい。私は、普段メモ用の消せるボールペンのフリクションと書類用の黒ボールペンを持参した。 - ノート
病院では口頭での連絡が多いので、大事な事の備忘録用として用意した。もちろんスマホのメモ帳でも十分だが、ノート・メモ帳は開けば内容が目に入るので、昭和生まれの私にとってよい忘備録になっている。 - 油性ペン
おもに持ち物に名前を書くためのものとして使った。私の場合、リハビリ病院が共同冷蔵庫だったので、持ち込んだペットボトルや食べ物に名前を書く際に特に活躍してくれた。
- ペン類
- 印鑑
最近は捺印の機会は減っているが、入院関係の承諾書などで捺印を求められる場合もあるので、シャチハタ系の朱肉のいらない印鑑を持っておくと安心だ。
次回は、衛生と清潔を保つための「住のグッズ:衛生用品編」を紹介する。