入院 日記 第2章

【第2章】初回手術後の回復期:20cm超の傷跡と「アイスノン」に救われた夜

脊柱矯正術の「土台作り」となる1回目の手術を終え、2日が経った。手術直後の苦しみからは脱したものの、依然として痛みと不快感は私を苦しめる。脊柱固定術という大きな手術の重みを、肌で感じる日々だ。

今回は、術後3日目までの回復の様子と、私を救ってくれた意外なアイテム、そして20cmを超える巨大な傷跡との対面について綴る。入院生活のリアルな「中盤戦」の様子をお届けしたい。


「この痛みは当然」という医師の言葉と、オヤツの魔力

相変わらず左足の患部や股関節付近には、何とも言えない不快感が居座っている。背中のドレン(排液管)を確認しに来た医師に尋ねると、「その部分の痛みや不快感は、手術の内容からして当然考えられるレベルですよ。」と、落ち着いたトーンで答えが返ってきた。

「当然」と言われると、少しだけ安心する。今は痛み止めで耐えるしかない時期なのだと実感する。

気を紛らわすために、テレビを観たりスマホでゲームをしたり、持参したオヤツを食べてみた。不思議なもので、甘いモノを食べると一気に気分が上がる。病院食以外の味は、閉塞感のある入院生活において最高のリフレッシュだと思う。

3日ぶりにボトルコーヒーを飲むことにした。すると、面白いようにトイレが近くなる。「自力でトイレに行けるようになってから飲んで正解だった」と、心から思った。


熱っぽさと「アイスノン」の救済

手術のダメージからか、術後からずっと熱が高い状態が続いていた。体が火照って寝付けないため、看護師さんに氷枕(アイスノン)をお願いした。

これが、驚くほど効いた。頭が冷やされるだけで体感的な辛さ抑えられて、ようやくうつらうつらと眠りにつくことができた。もし術後の発熱に苦しんでいるなら、我慢せずにアイスノンを頼むことを強くおすすめしたい。

それでもやはり、夜は長く、深夜から早朝は薬が切れて痛みが強い。寝返りを打って左を向こうとすると激痛が走るため、つい右側に体を戻してしまう。両足のふくらはぎ横、そして背中の傷口。あちこちの痛みを、気分転換と明け方に交換してくれる氷枕の冷たさでなんとかやり過ごした。


ドレン抜去と、20cm超の「傷跡」との対面

術後3日目の朝、主治医が来て背中のドレンを抜いてくれた。これでようやく、トイレや車椅子へ移る際に「管を引っ掛けないか」と神経を尖らせる必要がなくなる。物理的な自由がまた一つ戻ってきた。

その後、日勤の看護師さんが背中の傷を確認してくれたのだが、その言葉に驚いた。 「結構長いですね、20cm以上ありますよ」

自分の背中なので直接は見えないので看護師さんにお願いして写メってもらった。うわっすごい(笑)、手のひらを広げた幅くらいの傷が背中に刻まれているのだ。1回目の「土台作り」でこの大きさなら、5日後の本番(脊椎固定手術)では一体どこまで傷が広がるのだろうか。想像すると少し怖くなるが、今は前を向くしかない。


痛み止めと食事のサイクル、そして深夜の備え

この時期、生活のリズムは「痛み止め」を中心に回るようになる。 食事の直前に薬が切れて辛くなり、必死で食べてから薬を飲んで落ち着く。このパターンの繰り返しだ。

夕食は18時ごろ。そうなると、どうしても深夜帯に痛み止めの効果が切れてしまう。私は看護師さんに相談し、夜間用の追加薬を出してもらうことにした。これで、少しでも長く眠れるよう備えるのだ。

辛いこともあるけれど、一歩ずつ、確実に体は落ち着いてきている。こうして、手術後3日目が静かに過ぎていった。本番の手術まで、あと2日だ。

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