ヘルニア⇒すべり症⇒脊柱菅狭窄症と苦しみ続けた日々に別れを

腰痛に15年苦しんだ男の脊柱菅狭窄症手術&保険・お金のリアル体験記

8. 手術後四日目-3・2回目のリハビリ【入院&手術日記】

入院5日目・手術後四日(日曜日)今日もリハビリ

 

朝食後に、入院手続きのときに貰った書類を読み直してみる。
入院の注意書き書類を見て改めて知ったのが日中はセキュリティのためカーテンを開けることを推奨していること。身分証を持った人しか入れない病棟とはいえ、リハビリでベッドを離れているときにPCなどを持っていかれる危険性もゼロではない。ベッドにいるとき見られて困ることは根本的にないのでデイタイムではセキュリティを考えて廊下側から見えるところのカーテンを開けておこうと思う。

 

食後にコーヒーブレイク。
となりのおじいちゃんがテレビでプリキュアを観てる。テレビをつけていたらそのままプリキュアになっちゃったんだろうな(笑)

 

今日のリハビリ

10時30分から歩行のトレーニングの時間。今日は日曜日なので、リハビリ室に行かず病棟で行う。
廊下を1往復+ナースステーションの島を1周して終わり。ほかの手術した年配の方々も同じメニューのようだ。足が動かない。意識しないとまっすぐ歩けない。背骨を手術すると、ここまで運動機能が落ちるのか!、と自分自身の身体で思い知らされる。リハビリ前には、市民レベルとはいえマラソンしていたランナーが70〜80代のご婦人と同じメニューのリハビリって違うでしょ(笑)、と思ったけれど、これが現実だった。動けないのだから、初歩的なリハビリから始めるしかない。

退院するには自力だけで歩けないといけないのだけれど、本当にその日が来るのか不安になるレベルの足の状態だ。補助なしでは立ち続けることすらできないのだから。脊柱管狭窄症で圧迫されていた神経が新たな環境になり、脳と足の接続が上手くいっていない…と頭では理解できる。しかし、ここまで動けなくなるとは。。。不安になる。

トレーニングあと、ベッドに横になったら30分くらい寝ていた模様。やはり疲れるのかも。昼食で起き、食後はベッドサイドに座ってみる。しばらく座っていると傷が痛くなる、背もたれがないと手術跡が痛む、まだイマイチだな。車椅子に座るとちょうどいい具合だ。

昼食後は車椅子オフィスデスク化プロジェクト開始(笑)。
さあ冷たいお茶を買ってきて準備開始。車椅子で病棟のラウンジにある自販機まで行く。冷たいお茶は車椅子に座ったままではボタンが押せない、ちょっと大変だがなんとか立ち上がってボタンを押す。
車椅子で移動していると身体を動かしたい気持ちになる。そう思ったのもつかの間、車椅子オフィスデスク化プロジェクトが早くも崩れ去る。腰の痛みが出て車椅子に座り続けていられなくなり、ベッドで横になった。無理するな、と身体が言っているということかな。いくら体力があっても、これだけの手術をすると動けなくなってしまうものなのだと改めて思い知る。何事も そこそこできればそれで良し、と思っていこう。

 

車椅子での”旅先”は

3時の検温と血圧測定には、本日担当のベテラン看護師・Iさんが来てくれた。背中の手術跡に貼ってあるテープも確認してより大きく貼り直してくれる。喉が痛く声がかすれたままなので、風邪でも引いたかと思いIさんに確認してみると、喉の痛み、声のかすれは麻酔管を喉の奥に入れていた影響とのこと。やっぱり彼女はプロの看護師だなあ。

夕食の前に、痛みが強くなってきた。痛み止めが切れてきたようだ。横になったり、車椅子に乗ったりと体の態勢を変えながら過ごす。あまり動けないのでSNSに書き込んだり、ニュースを見たり、友人に連絡したりとネットでアレコレして気を紛らわせている。本を読んでもいいのだけれど、痛みで集中が途切れてしまうので、気晴らしは細切れでもなんとかなるネット活動になりがちだ。

夕食後も腰の痛みが強い。食後に飲んだ痛み止めが効くまでしばらくかかりそうだな。妻が持ってきてくれた冷蔵庫にオカズをしまわないといけないので、そろそろ動きだすか。

痛み止めが効いてきたところで、車椅子にて買い物そしてポケモンGO旅に出る(笑)

午後8時過ぎに看護師さんが来て検温と血圧測定する。
37.3℃、 血圧は上が103。
手術後、ずっと熱がでているが発熱は手術後の正しい身体の反応だとのこと。
背中から出ていたドレンホースが取れたので整形外科病棟では入浴可能になるとのことだ。明日のスタッフや先生に確認してみてから、入浴OKがもらえることに。ああ、やっとシャワーが浴びられる。汗をかいているのに4日シャワーが浴びられなかったから、自分でも気になるような匂いがしている(気がするだけかもしれないけれど…)。治ってくるのはうれしいなあ。

11時前に眠りにつく。

 

  • B!