日記 第2章

【第2章】忍び寄る違和感、「日常」が静かに下り坂道になり始める

2025-05-27

快癒宣言後、しばらくは好調であった。
「これで長年の苦しみから解放されたのだ」と、毎日を過ごしていた。
再び走り始めた日々は、汗を流す喜びと風を切る心地よさに満ちている。やはり、走ることは自分にとって特別な行為なんだと実感する。

しかし、平穏な日々は長く続かなかった。
腰まわりの神経痛が、徐々にその存在を主張し始めてきたのだ。
5キロを過ぎると、またしても足の痺れが強くなる。なんとか到達していた5キロ35分の記録が徐々に遠のいて行き始めたのだ。

更にはランナー膝の再発という追い打ちまでかかり、走れない日が増加の一途を辿る。記録も体調も下降線を辿り、まだまだと思う気持ちと体調がせめぎ合うようになっていた。

明確な自覚に至る以前から、体の変化は静かに進行していたのだろう。
「何かがおかしい」と最初に感じたのは、ちょっとした日常動作からだった。

立ち上がろうとする時、以前は無意識に行えていた動作に、今は「よいしょ」という掛け声と共に一呼吸を要する。
長時間座っていると、腰回りが固まりはじめ、立ち上がった直後の歩行は、ぎこちなくなっていた。

さらなる自覚が現れた。
立ってじっとしていると腰が少し痛むようになってきたのだ。手術後しばらくは何でもなかったのに。。。

「もしかすると、体の状態は再び悪化しているのではないか…」

そんな不安が心のなかに現れ始めた。
日常という名の坂道は、静かに、しかし確実に下り始めていたのだ。

次のエピソード【悪化の一途を辿る体調…再び忍び寄る腰の不安と焦り】へ

-日記, 第2章
-, , , , ,