入院 日記

1.入院日(手術前日)【入院&手術日記】

bryan-g-chan

入院に関しての、諸手続きやお金、医療保険の話が書き終わりましたので入院したときの日々の日記を綴っていきたいと思います。
脊柱管狭窄症で手術した個人の記録としてお読みいただければ幸いです。

第1日・手術前日の入院日

 

印鑑が活躍する入院手続き

カミさんと二人、重いボストンバッグをかかえて10時に病院に入る。行きは自分でこの荷物を抱えるだけの体力があるけれど、帰りはどうなるだろうか。
入院受付に行き手続きををする。ここで印鑑が必要と言われる。確認するとシャチハタのような簡易印でもOKとのこと。朱肉を使う印と百均で買った簡易印の両方を持っていったが、以後は朱肉いらずで楽な簡易印を使って書類に捺印していった。

手続きを終えて入院患者用IDカードを受け取り病棟に上がる。セキュリティのある会社と同じく、入院病棟に入る際にはこのカードが必要になる。案内された病室は10階A 1001号室 超デジタルな番号の部屋だなあ(笑)。入院部屋は相部屋だが、通常6人部屋となる広さを4人部屋として使っている。おかげで想像以上に広い。この広さなら、スーツケースを置いてもまったく困らなかったと後悔。入院前に確認すればよかった。レンタルのパジャマに着替えて、いよいよ入院患者らしくなっていく。

 

記入する書類、読むべき書類が色々ある

空き時間に提出書類を用意する。渡された書類は輸血同意書、手術説明同意書、さらに2種類のアンケートだ。結構なボリューム。記入書類を書いているときに、手術後の注意説明書やリハビリ説明書をカミさんが読みふける。

書類を書いている途中で、
「ほら見なさいよ、かがんじゃいけないんだからっ!」
など、注意書きの項目ごとに話しかけてくる。頼むから書類を書かせてくれー(笑)

 

入院患者となったおかげで自分には昼食から病院食が出るようになった。しかしカミさんの分は出ないので、彼女は院内の食堂へ。これから二週間食べ続ける食事はどんなものなのか、期待と不安をもって箸を伸ばす。おかずはいわゆる病院食で薄味となっているけれど、そこそこの味つけだ。ちょっとホッとする。しかし、お米がメチャ美味しくない!、勤め先の社員食堂の安いご飯が超美味に思えるほどの落差。。。持ってきたふりかけがないと食べるのがつらいレベルだ。

カミさんも食事から戻ったところで午後2時ごろ採血とCT検査に行くと案内があった。この検査結果を見ながら主治医より明日の手術の説明があるとのこと。私は検査に行ったりと色々やることがあるが、病室でカミさんは説明までひたすら待つことに。

 

コルセットの採寸を体験

CT検査のあとに装具屋さんに呼ばれて、術後に使うコルセット採寸に行く。
完全オーダーメードなので、石膏で型を取って作るとのこと。上半身裸になり立ってバンザイをするポーズになったところで顔以外のほぼ全身、足のつま先までラップが巻かれる。このラップの上にギプス用の石膏包帯を巻いて採寸する。なんで足先までラップ?と思ったが、石膏包帯の上ににさらに石膏をかけるため、足元が石膏の飛沫だらけになる。これでは足元まで巻くしかないよね。
肌の上に巻かれた冷たい石膏包帯、最初は冷たいけどだんだん程よい暖かさに。
あっという間に固まって終了。

包帯を巻く前に胸の中心に綿の太めのロープをまっすぐ垂らしてから包帯を巻いていった。この謎のロープの理由が分かった。固まった石膏を胸の中心部分から縦にカッターで切るの際に、活躍するのがさっきのロープ。カッターの刃を受け止めて身体に刃が当たらないようにするための工夫だった!。すごい知恵だよねーと感心する。何とも面白い体験をしたのもだ。

 

手術前日はたくさん説明を受ける

オーダーメイドのコルセット採寸が終わり病室に戻るとカミさんが、ベッドに横たわって寝ている(笑)。朝から何かと気を使って大変だったから疲れてしまうのも致し方ないか、とベッドサイドに座る。まだ大先生の回診も先のようだし。

と思っていたら予定時間より30分早く大先生が登場、

「おお、患者が変わったかと思ったよ(笑)」

大先生からも、執刀医は若い医師が行うけれど自分が監修するので手術は大丈夫と説明される。その後、執刀医から呼ばれて先程撮影したCTなどを見ながら詳細の説明を受ける。背骨の3~5番までのズレが大きいのだが、痛みの原因となっている4,5番だけを金具で固定して除圧するとのこと。3番も固定したほうがよいとの考えもあるが、背骨を固定する範囲が増えると当然背骨が動きにくくなって運動しにくくなってしまうので、なるべく固定しない方法にするとの説明だ。

先生に書類を提出後、カミさんもなんとなく安心して帰宅する。

 

大先生以外にも、病室には麻酔科の先生、手術室ナースのIさんが来て挨拶と説明をしてくれる。いかにもプロという感じのテキパキした対応を見せる二人がとても頼もしい。麻酔は最初に液体のものを注入される。その後、術中はずっとガスの麻酔が行われる。ガスと止めると10分後くらいに目が覚めるのだそうだ。先日テレビで手術中に意識が戻ってしまう話を観て心配していたので、そのようなことは起こり得ないとの説明に、とても安心する。

 

手術前日、男性は髭剃り必須!

6時の夕食タイム。
この食事からふりかけを使う。これならなんとかご飯も食べられそうだ。
食後にシャワーを浴びる。手術後はしばらくシャワーが浴びられないこともあり手術前の準備として念入りに身体を洗う。髭も丁寧に剃る。毛は雑菌が多いのできちんと髭を剃るように指導されているのだ。

シャワー後はしばらくテレビを観たけれど、明日の体力を作るため早めに就寝する。

-入院, 日記
-, , , , ,