入院 手術 日記

2. 手術当日【入院&手術日記】

bryan-g-chan

第2日・手術の日 1

早く就寝したけれど、向かいの60すぎの男性が手術直後で2時間おきの検査の際に大声で看護師さんと喋るため、毎回目が覚める。相当おしゃべりな方で、看護師さんにたしなめられても、あっというまに大きな声に戻って喋り続けてしまう。おかげで彼が怪我をして手術に至った原因まで知ることに。

「うちのバカ犬がさー、自転車で散歩しているときに急に走り出すんだもん、そりゃ転んじゃうようね!。でね、、、」

こんな話を昨夜の午後10時、午前0時、午前2時、午前4時と2時間おきに長々と聞かされたわけです(笑)

手術当日の朝、7時過ぎに朝食。
朝食後に手術準備として歯磨きをする。麻酔の管を長時間くわえるため雑菌を抑える必要があるからだ。しっかり歯磨きをして、口内消毒薬でうがいして準備完了。

今度は手術着に着替える。まずは下着をT字帯に変える。そう、ガーゼ製の越中フンドシだ。その上に手術着を羽織る。そこら中スナップで外れるようになっていて、とても面白い服だ。さらに血栓予防のためのロングソックスを履く。このソックスはつま先に穴が空いていて足先が出るようになっている。足先が見えているのは術中の血行の様子を医師が見るためとのこと。お出かけ直前の姿がコチラです。

 

8時すぎにカミさんが到着。
最後の準備としてトイレに行く。便が出そうででない。手術後、まったく動けない状態のときに便が出てしまうのは避けたいので、看護師さんに浣腸をしてもらう。かなりの難産ながらも、それなりの量が出せたので安心する。

8時半に歩いて手術室へ。
同行はちょいポチャでおかっぱ頭の看護師さん。よく眠れましたか?と聞かれたので、向かいの方が2時間おきに大声で喋って、、、と話したところ「やっぱりねー!」といいつつ笑いだした。向かいの方はお喋りで院内では有名なようだ(笑)

エレベーターを乗り継ぎ手術室に到着する。
カミさんと病棟の看護師さんは手術の前まで。このあとカミさんは病室そばのロビーでの待機となる。昨日の手術室ナースIさんに引き渡される。

中に入ると手術室が12部屋も並んでいる!。そのドアすべてがステンレスのハッチよう。その中でキビキビと動くスタッフたち、まるで宇宙モノのSFのようだ。一番奥の手術室に入る。ドアが開くと中間室があり、そこで移動用ベッドに寝かされて入室する。フルオートで動作するステンレスのドア、さらにはベッドが回って昇降したりと、まるでサンダーバードだ。

手術室の中にはすでに4,5人の看護師さんがいる。
手際よく手術着のスナップを外して心電計のセンサをつける。手術着の機能性の高さに驚く。コレよく出来ていますね、と聞いたら、その分構造が複雑で洗濯代が高いとのこと。さすが女性看護師さん、そこに気が向いているのね(笑)。

手の甲に点滴の針を打つ。

「利き手はどちらですか?」

左利きなのだが、ペンやお箸は右手。でもナイフは左手。とても悩ましい質問だ。スマホの操作もメインは右手なので、左手に点滴針を刺してもらうことにする。

この点滴針がよくできていて、痛くなく刺された。針は柔らかく手を動かしても手の甲に無理がかからない。この針は後々まで指したまま使うことになる。

点滴の針から最初の麻酔薬を投入する。腕がしびれると思いますよ、との声。眠っている間に、こんな美人看護師さんたちに、あれこれ恥ずかしいコトをされちゃうのかと思うと寝てもいられな…

 

以下次回

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